東方Lost Wardに小悪魔実装されて課金させていただいた愚玖です。今日は。
今日も泥船の様な安心感と、掲示板の様な臨場感でお送りさせていただきます。


先々週ぱしふぃっく(大学時代の親友)達と食事したのですが、皆COVID19に対する警戒心、危機感がとても低いように感じました。

2週間以上経った今悪い報告が無いので一先ず安心していますが、最悪“家族殺し”の実績解除してしまうとかそういう心配をしている雰囲気は感じませんでした。

かくいう儂ものこのこ食事しに出向いたので同類かもしれませんが、わりとみんな「〇〇じゃなければヘーキヘーキ」という軽いノリで驚きました。
はしゃいでる姿は質の悪い中年集団って印象ですね(嫌悪)。

雷に打たれて死ぬ心配をする人なんて殆どいません。しかしCOVID19で重症化するのはそこまで確率の低い話ではありません。
対策している人でもかかっていますし、持病を持たない人でも重症化しています。軽視するには早い気がします。

世間ではGoToキャンペーンだかで旅行している人が増えているでしょうが、儂は自分がキャリアになって感染拡大させてしまうのを恐れて家でおとなしくしています。

経済のこともあるので「旅行　ダメ　絶対」とは言いませんが、正直羨ましく思っています。自分勝手は承知ですがとても羨ましく、妬ましく「早く旅行に行きてぇ！」と思っています。

そんな旅行に対する渇望が儂に見させてくれたのでしょうか？みんなで旅行に行くとても楽しい夢を……。


前置きが長くなりましたが、これは一週間前に見た夢の話です。

―—激しく鳴り響く雷が気持ちを昂らせ体の動きを軽快にさせていたのだろう。屋内にあるとは信じがたい規模の巨大アスレチックを前に体力の衰えなど微塵も感じずに儂は挑んでいた。

この巨大アスレチックはどうやら我々が宿泊している旅館の一室らしく、体を動かす事に満足した儂は旅館内の探索を始めた。と言っても旅館が広過ぎる故に結果的に探索することになっただけで、仲間たちと合流するのが目的だった。

修学旅行規模の大人数とそれを収容する規模の巨大旅館。先ほど述べた仲間たちというのは同室に泊まる親しい友人たちだ。巨大旅館と表現したが内装はちょっと古い木造の洋館の様で、推理小説にでも出て来そうな趣の建物だ。

大食堂では知らない人たちが何やら会議の様なものをしている。フラスコ画のある廊下の先にある遊技場では麻雀に勤しむ人たち。豪奢と言えなくもないがどこか気安く安心出来る場所だ。

仲間のいる所は分かっている。宿泊部屋ではなく大広間だ。大広間に着くとソファーやテーブルは使わず階段の手前の広いスペースにボードゲームを広げて興じている集団がいた。儂の仲間たちだ。

ボードゲームに興じているのは大学時代の親友のぱしふぃっく、ｳﾄﾞﾝｽｷｰそして映研の後輩である三藤真也。三藤は他の二人との面識はほぼ無いが現実でもこの3人と儂であればそんなに違和感を感じない組み合わせだろう。

ボードゲームは旅館に有った古びたものでモノポリーの様な大盤とお金を使うものの様に見えた。儂は「謝金した？」と話しかけながら近づくと、ｳﾄﾞﾝｽｷｰが他プレイヤーから集金している場面だったらしくいつもの芝居がかった調子で「ガタガタぬかさず早う2000ドルよこしな」と言っていた。

対する三藤もｳﾄﾞﾝｽｷｰのノリに合わせて「2000ドルなら沢山あるわっ！」と強気で返す。更に儂の言葉に反応してか「何ならこれもやるぜ」と2000ドルの借金手形をおまけで渡そうとする。

「そういうの要らないから」と笑い合っている中で、明らかにボードゲームのそれとは異なるガチっぽい紙が出された。ボードゲームを始める前に見つけていたであろう3人は「出た！」という感じで爆笑している。

夢の中というのは奇妙なもので見た瞬間にそれがどんなものなのか悟った儂も笑った。それは3人が知らないであろう儂の高校の同級生の小林が書いた借金手形だった。
※小林君の名誉のために捕捉しますが小林君が借金しそうなイメージは持ってません。

小林の顔を思い浮かべながら「何作ってんの？あいつ」って思っていると三藤が「これ何がヤバいって、字体が厄介」と借金手形の数字を指さして見せてきた。

「アノニマスデーモンの７」

「アノニマスデーモンってなんだよ？」と思いながら差された数字を見ると、アノニマスデーモン(今思えばその場のノリで三藤が名付けたのかもしれない)というフォントで書かれた数字だった。
それは紛れもないアラビア数字の7なのだが数字の上部がメラメラと激しく燃え盛っていた。差された７は一番下の桁の数字で上の桁の数字を見ると天使や髑髏などもっとひどかった。

その名に恥じぬ凶悪な数字を見て儂は腹がよじれるほど笑った。最高潮の笑いで実際に腹がよじれる感覚がした。笑い過ぎた結果―—
　　　　　　目が覚めた。

平日の午前4：30。

儂は小林の顔を頭に浮かべながら「明日も仕事だっつーのに、半端な時間に起こしやがって」と舌打ちした。


それでは、また近いうちにお会いしましょう。
Auf Wiedersehen.